以前、「胃下垂になるにはどうしたらいいですか?」と言うご質問を頂いたことがあります。
なぜ胃下垂になりたいのかお尋ねしたら、「胃下垂だと食べても太らないから」と言う返事が返って来ました。確かに胃下垂だと太らないという説がありますよね。そのため私に質問された方のように、胃下垂になりたいという方もたくさんいるか知れません。事実、「胃下垂になる方法」で検索される方もいるとのこと。
でも実際にはどうなんでしょうか?
非常に残念ではございますが、まったくの誤解だと思います。言ってみれば都市伝説のようなものです。太らないどころか逆にダイエット的にもよくないと思います。
ですのでここでは胃下垂がダイエットに良くない理由、胃下垂になってしまう原因、その対策などについて考えてみたいと思います。
胃下垂がダイエットに良くない理由
それでダイエットに良くない理由ですが、胃が垂れ下がればその分腸も下がってしまいますよね。
腸が下がれば腸下垂になる可能性もあると思います。腸下垂になれば、下腹が出る原因にもなりますし代謝も下がります。
またそれが原因で便秘になってしまう可能性もあると思います。そうなるとダイエット的にもマイナス面しかないですよね。逆に言えば胃下垂の方は、胃下垂が解消すれば痩せるかも知れませんね。
それと気になるのは自分が胃下垂かどうかですよね。
自分が胃下垂かどうかをチェックするにはいろいろな方法があります。でも簡単な方法として、満腹の時にお腹のどこが膨らむかを見ることで判断出来ると言われています。へそよりも下が膨らむのであれば胃下垂の可能性があるかも知れません。
ただ本当に胃下垂かどうかを調べるならやはりお医者様に見てもらうのが一番だと思いますけどね。
胃下垂になる原因と対策
それから胃下垂になってしまう原因としては、ストレスや運動不足から来る筋力の低下、乱れた食生活、姿勢の悪さなどがあります。
逆に胃下垂を改善するためにはその逆をやればいいということになりますよね。特に有効なのは定番の腹筋ではないでしょうか。まあ腹筋は胃下垂に限らず多くのことに有効ですが。
それと普段の姿勢も重要だと思います。特に気をつけたいのが猫背です。胃下垂の方は猫背の方が多いとも言われていますからね。
それに普段から背筋を伸ばして正しい姿勢を心がければ胃下垂でなくてもダイエット的にプラスになりますからね。
あとよく胃下垂には逆立ちが有効と言われますよね。でもこれには賛否両論あるようです。個人的には逆立ちも出来ることならやった方がいいとは思います。でも逆立ちにチャレンジするにも結構大変ですよね。
無理せず腹筋や正しい姿勢を心がけることから始めた方が無難だと思います。
最後に・・
と言うことで、胃下垂だと痩せないと言うのはまったくの誤解です。逆効果しかありません。
ですので胃下垂にならないように、普段から気をつけたいですね。
中でも猫背には注意したいですね。第一印象も良くないですしね。
それは我々中高年も同じだと思います。